グロインペイン症候群に悩むアスリートへ

グロインペイン症候群に悩むアスリートへ

――「痛みを抱えたまま戦う」から、「万全のコンディションで戦う」へ

  • こんな症状はありませんか? 走る・切り返す・蹴ると鼠径部(そけいぶ)がズキッと痛む/休むと軽くなるが再開で再発/長く走るほど痛みが増す。

  • グロインペイン症候群は、骨盤・股関節まわりのアンバランス繰り返し動作が重なって起こる「複合的な障害」です。

  • ありた整骨院(立川市)は、骨盤矯正・骨格矯正・筋肉の捻じれ修正・筋膜リリースを基盤に、レボックス/スーパーライザー/超音波を組み合わせ、痛みの鎮静→動作再学習→競技復帰→再発予防まで一貫サポートします。

 

  • 本記事では、原因の本質からセルフチェック、予防、当院の具体的アプローチ、復帰基準までをまとめました。今日からできる一歩を、ここから。

 

目次

 

  1. グロインペイン症候群とは

  2. なぜ起こるのか(原因の本質)

  3. 放置しがちな理由と「悪循環」

  4. 自分でできるセルフチェック

  5. 予防のためのストレッチ&エクササイズ

  6. ありた整骨院の評価と治療方針

  7. 競技復帰(RTP)までの段階的ロードマップ

  8. よくある質問(FAQ)

  9. 来院の流れとご予約について(立川市・多摩地区)

 

1. グロインペイン症候群とは

 

鼠径部から内もも、下腹部にかけての慢性的な痛みを指す総称です。サッカー、ラグビー、陸上短距離、アイスホッケーなど切り返し・キック・ダッシュが多い競技で発生率が高く、以下の特徴を示します。

  • 走る/方向転換/ボールを蹴ると痛みが強くなる

  • ウォームアップで軽くなるが、強度や時間で悪化

  • 休めば一時的に軽快、再開で再発しやすい

  • 放置で慢性化し、パフォーマンス低下や離脱につながる

 

「スポーツヘルニア」と表現されることもありますが、筋・腱・関節・筋膜・神経など複数要素が絡む「症候群」です。単独の“原因1つ”で語れないのが難しさの核心です。

 

2. なぜ起こるのか(原因の本質)

 

2-1. 構造的に負担が集まりやすい部位

 

鼠径部は腹直筋・腸腰筋・内転筋群などが交差し、恥骨結合を介して張力が集中する交通の要衝

  • キックで腹直筋と内転筋が逆方向に引っ張り合う

  • 片脚での制動・切り返しで骨盤にねじれストレス

  • フォームの崩れで股関節前面や内側へ負荷集中

 

2-2. 筋力・柔軟性・動作のアンバランス

  • 内転筋と腹筋の出力差

  • 腸腰筋や内転筋の短縮(柔軟性不足)

  • 体幹・骨盤のスタビリティ不足

  • 片脚軸(支持脚)での膝の内倒れ・骨盤落ち

 

2-3. トレーニング負荷の急増と回復不足

  • オフ明けの急激な強度アップ

  • 連戦での疲労蓄積・睡眠不足

  • 痛みを我慢して続けるメンタル的圧力

 

まとめ
「構造的特徴 × アンバランス × 繰り返し動作 × 回復不足」
これがグロインペインを長引かせる方程式です。

3. 放置しがちな理由と「悪循環」

 

  • “ウォームアップで楽になる”錯覚 → そのまま高強度へ

  • 痛みの部位だけケア → 根本にある骨盤・股関節の問題が残る

  • 練習量を落とさない → 微小損傷の累積→慢性炎症

  • 休むと戻る→再開で再発のループ
    結果として、フォームの微妙な崩れ出力低下を引き起こし、さらに負担が集中する「負のスパイラル」へ。

 

4. 自分でできるセルフチェック

※強い痛みがある場合は無理をしないでください。

  1. 内転筋抵抗テスト
    仰向け・膝曲げ、膝間にボールやクッション→強く挟む。鼠径部に痛みが出るか。

  2. 腹直筋負荷テスト
    仰向けで軽いクランチ。下腹部〜恥骨部に痛みが出るか。

  3. 片脚バランス+軽いひねり
    支持脚で立ち、体幹を左右へ軽く回旋。鼠径部の突っ張り・痛みは?

  4. ジョグ→急な方向転換(10〜15m)
    切り返しで内もも〜鼠径部がズキッとしないか。

 

1つでも陽性なら、早めの評価・施術が競技復帰の近道です。

 

5. 予防のためのストレッチ&エクササイズ

 

5-1. モビリティ(柔軟性)

  • 内転筋ストレッチ:座位で足底合わせ→膝を床へ。20〜30秒×3

  • ヒップフレレクサー(腸腰筋):片膝立ち→骨盤ニュートラルで前へ。20〜30秒×3

  • 股関節内外旋モビリティ:四つ這いで膝外開き・内寄せを滑らかに10回×2

 

5-2. スタビリティ(安定性)

  • フロントプランク:20〜40秒×3

  • サイドプランク:20〜40秒×左右各3

  • デッドバグ:対角の手足を伸ばす×10回×2

 

5-3. 出力(強化)

  • ボール・クッション挟み(内転筋アイソメトリック):5秒挟む×10回×2

  • ヒップアダクション(チューブ):片脚立ちで内側へ引く×12回×2

  • 片脚RDL(軽負荷):脛に沿って前屈→股関節主導で戻る×8〜10回×2

 

5-4. ルーティン化のコツ

 

  • 練習前:モビリティ→軽いスタビリティ

  • 練習後:ストレッチ→アイシング(必要に応じて)→睡眠

  • 週2–3回:出力系を計画的に。痛み日は負荷を下げる勇気を。

 

6. ありた整骨院の評価と治療方針

 

立川市・多摩地区のアスリートを支える当院では、**“原因の地図化”→“最短ルートの是正”**を軸に、次の流れで介入します。

 

6-1. 初回評価(アセスメント)

  • 問診:発症タイミング、競技・ポジション、練習量、疲労・睡眠

  • 姿勢・歩行・片脚支持テスト:骨盤の傾き、膝の内倒れ、足部アライメント

  • 股関節ROM/内外旋、腹筋・内転筋・腸腰筋の出力評価

  • 動作評価:キック・切り返し(痛みの誘発パターンを特定)

 

6-2. 施術(痛みの鎮静+根本是正)

  • 骨盤矯正・骨格矯正
    骨盤のねじれや傾きを整え、恥骨結合への偏った張力を解放。

  • 筋肉の捻じれ修正・筋膜リリース
    内転筋群/腸腰筋/腹直筋下部/大腿筋膜の滑走性を回復

  • レボックス(微弱電流系の物理療法)
    痛みの鎮静と組織回復のサポート。微小損傷の代謝を促し、早期練習再開を後押し。

  • スーパーライザー(近赤外線照射)
    深部の血流促進・自律神経調整により、慢性化した痛みの改善を狙う。

  • 超音波
    深部加温・微細振動で組織柔軟性を高め、リリース効果の持続を助ける。

ポイント
痛みの場所だけでなく、骨盤・股関節・体幹の連動を整えることで、再発率の低減を目指します。

 

6-3. 再発させない動作づくり(リハビリ)

 

  • 体幹・骨盤スタビリティ(プランク、デッドバグ、ヒップヒンジ)

  • 内転筋×腹直筋の協調再学習(アイソメ→ダイナミック)

  • 片脚軸の制動力(片脚スクワット、カッティング基礎ドリル)

  • 競技特異的ドリル(段階的キック・アジリティ・加減速)

 

7. 競技復帰(RTP)までの段階的ロードマップ

 

Phase 0:鎮痛・炎症コントロール(1–2週目の目安)

  • 施術:骨盤/骨格のアライメント是正、筋膜リリース、レボックス、スーパーライザー、超音波

  • 負荷:ウォーク〜軽いサイクリング、アイソメトリック(痛み閾値内)

Phase 1:可動域・滑走性回復

  • 内転筋・腸腰筋のストレッチ、股関節内外旋モビリティ

  • 体幹・骨盤のローレベル安定化(デッドバグ、プランク)

Phase 2:出力・協調の再獲得

  • 内転筋・腹直筋の協調トレ(挟み込み→動的)

  • 片脚RDL・片脚スクワットで骨盤の水平保持を学習

Phase 3:競技特異的ドリル

  • ラン→ビルドアップ→加減速→低角度の方向転換

  • キック強度・回数を段階的に増やす(痛み0〜1/10が目安)

Phase 4:RTP基準

  • 片脚スクワット/カッティングで痛み0–1/10

  • スプリント・反復切り返しで翌日痛み反跳なし

  • キック強度80–90%で問題なし → 実戦復帰へ

 

個人差があります。短期で焦らず、「進める日・守る日」を設計するのが結局の近道です。

 

8. よくある質問(FAQ)

 

Q1. どれくらいで良くなりますか?
A. 発症からの期間・重症度・練習量で差があります。早期介入ほど短期化しやすく、平均的には数週間〜数か月の幅があります。段階設計で無理なく復帰を目指します。

 

Q2. 痛みが出ても大会が近い。やっていい練習は?
A. 痛み0–1/10に収まる種目(自転車、上半身、低強度コア)を中心に。キックや鋭い切り返しはPhaseに応じて段階的に。

 

Q3. 予防のコアは?
A. 体幹・骨盤の安定+内転筋と腹直筋の協調。練習前後のルーティン化と睡眠・栄養・連戦管理が鍵です。

 

Q4. 痛みのある“その場”だけ緩めればOK?
A. 痛点への対症処置だけでは再発しがち。骨盤・股関節アライメント動作再学習のセットが必要です。

 

 

Q5. 医療機関を受診すべきサインは?
A. 激痛・腫脹・発熱・安静時痛が強い/外傷直後などは先に医療機関で評価を。

 

9. 来院の流れとご予約について(立川市・多摩地区)

 

ありた整骨院|完全予約制

  • 対象:サッカー・ラグビー・陸上・氷上競技などのアスリート/学生〜プロ

  • エリア:立川市/国分寺市/東大和市/武蔵村山市/国立市/昭島市/小平市/多摩地区

  • 施術の特徴:

    • 骨盤矯正・骨格矯正で土台から整える

    • 筋肉の捻じれ修正・筋膜リリースで滑走性を回復

    • レボックス・スーパーライザー・超音波で鎮痛と組織回復を加速

    • 段階的リハと競技動作の再学習で復帰と再発予防を両立

  • 自由診療(例:15,000円コース 等)※目的や症状に応じてご提案します

  • 予約:LINE予約/お電話/

  • まずは「痛みの原因を見える化」する初回評価から。最短で復帰できるルートを一緒に設計します。

 

メッセージ
痛みを抱えたまま戦い続けることは、あなたの実力を正しく評価してもらう機会を奪います。
の一歩(評価・施術・動作づくり)が、数週間後のあなたのプレーを大きく変えます。
「キャリアを守る選択」を、立川市のありた整骨院で。

最後に

 

 

「もう我慢しない」。それが最短復帰の第一歩です。

評価→施術→再学習→復帰→予防まで、伴走します。

ご相談はお気軽に。LINEで24時間受付しています。