【アスリート向け】グロインペイン症候群でお悩みの選手へ
——“止まりたい自分”と“進みたい自分”の両方を大切にしながら、今日できる一歩を。(立川市|ありた整骨院)
はじめに:痛みを「根性」で押し込めなくていい
「キックの踏み込みで鼠径部が刺さる」「方向転換で内ももが張り、怖くて全力になれない」「練習量を落とすと一旦は楽だが、上げると再発する」
——それはあなたの弱さではなく、**身体からの“情報”**です。情報を正しく読み解き、痛みの回路を書き換える手順を踏めば、競技に戻れます。
ありた整骨院(立川市若葉町)は、骨格×筋×神経の三位一体アプローチで、グロインペイン症候群に取り組んでいます。
痛い部位だけを揉む・伸ばすのではなく、骨盤・股関節・足部・胸郭の連鎖、筋膜の滑走、そして**脳の保護反応(ガード)**まで視野に入れて、再発を防ぎながら競技パフォーマンスを取り戻します。
グロインペイン症候群とは?
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鼠径部(そけい部)〜恥骨周囲、内転筋群、腹直筋付着部、股関節前面などに生じる慢性的な痛みの総称
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サッカー、ラグビー、アイスホッケー、陸上(短距離・跳躍)など、切り返し・キック・スプリントを多用する競技で多い
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休むと一時的に軽くなるが、練習強度を上げると再燃しやすい
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単一原因ではなく、**複合要因(アライメント+筋膜滑走+神経制御+練習設計)**で起こることが大半
なぜ治りにくいのか——5つの本質原因
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骨盤・股関節の“ズレ”と左右差
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骨盤の前後傾差、寛骨臼のかぶり具合、股関節の内外旋制限があると、恥骨周囲・内転筋付着部に負担集中。
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足部〜膝の連鎖(過回内/過回外)
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接地が崩れる→膝が内側へ→骨盤回旋が止まり、内転筋がブレーキ役に。
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筋膜・神経の滑走不全
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内転筋群、腸腰筋、下腹部筋群、ハム・坐骨神経ライン間の滑りが悪く、動作開始で“引っかかる”。
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体幹—股関節のタイミング不全
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腹圧が抜けたまま切り返す、胸郭の回旋不足で骨盤だけ回す等、タイミングのズレが痛み回路を固定。
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練習設計のギャップ
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痛みが引いた直後にいきなり全力キック/複数種目の同日負荷など、段階設計が飛ぶ。
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自分でできる“現状把握”セルフチェック
※痛みが強い場合は無理をせず、評価の材料に留めてください。
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ASLR(仰向け片脚上げ):左右差は?骨盤が傾く?
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股関節内外旋(座位):片側だけ動きが“詰まる”感覚が強い?
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シングルスクワット:膝が内に入らず、母趾球−小趾球−踵の三点で立てる?
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カウンタームーブメントジャンプの着地:内側に崩れない?
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ロングキックの“前段”:踏み足の安定が作れてから振れている?(動画で確認が有効)
→ 2つ以上で引っかかる場合は、構造(骨格)と制御(神経)の両輪での介入が推奨です。
ありた整骨院の考え方:痛みを“結果”ではなく“プロセス”で捉える
痛みは「結果」です。結果を繰り返すプロセス(動作・アライメント・滑走・負荷計画)に働きかけることが、再発を防ぎながらパフォーマンスを伸ばす唯一の道。当院では下記の順で介入します。
Step1|出力ラインの再構築(骨格・滑走の整備)
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骨盤・仙腸関節・股関節・胸椎のアライメントを微調整
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足根骨(距骨・舟状骨・楔状骨・立方骨)モビライゼーションで接地の安定
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筋膜リリース:内転筋/腸腰筋/腹直筋付着/恥骨周囲/ハム・坐骨神経ライン
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機器併用:レボックス(微弱電流)/超音波/スーパーライザー(星状神経節近傍照射)→修復と自律神経の安定
目的:痛みの回路を“消炎”だけでなく、滑走と姿勢制御の面から開放する。
Step2|神経‐筋の“再教育”(怖さを上書き)
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呼吸×腹横筋×骨盤底筋の同期で腹圧の柱を作る
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股関節内外旋コントロール(90/90、ヒップローテーション、バタフライブリッジ)
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内転筋−腹直筋連結の再学習(デッドバグ変法、ケーブルPallof+内転)
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軽負荷アジリティ(サイドシャッフル、クロスオーバー)で痛みなく切り返す成功体験を積む
Step3|競技動作への“線での移行”
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切り返しの三段階
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止まる(減速):踏み足の三点荷重と骨盤回旋の同調
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切る(方向転換):股関節内旋—外旋の切替
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出る(再加速):体幹の先行回旋→下肢の連鎖
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キックの三段階
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踏み足の安定(足部—膝—骨盤の直線)
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骨盤前後回旋→振り足の外旋トルク
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体幹のブレーシングとフォロースルー
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ランニング統合:A/Bスキップ、アンクルドリル、メドボローテーション→スプリントフォーム
ホームプログラム
※痛みが出たら中止。回数は目安、質を優先。
A|毎日(土台)
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90/90呼吸(骨盤後傾意識)3–5分
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デッドバグ(腹圧保持)8–10回×2
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三点荷重立ち+足根骨モビ 2–3分
B|滑走・可動
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アドダクタースライダー(痛み0〜微)10回×2
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ヒップIR/ERコントロール各10回×2
C|切り返し準備(週2–3)
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ラテラルランジ(軽負荷)8–10回×2
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クロスオーバーステップ 5m×4
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アンクルホップ 10–15秒×3
D|キック準備(週2–3)
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片脚RDL(軽負荷)8–10回×3
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ケーブル/チューブのPallof+アドダクション 10回×2
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軽いロングフィード(距離短→長へ段階的)
大切なのは、“痛みゼロ〜微”で成功体験を刻むこと。怖さの記憶を、動ける感覚の記憶で上書きします。
よくある“遠回り”
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痛い部位だけをひたすらストレッチ(→一時的に楽でも戻る)
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痛みが引いた途端に全力スプリント&ロングキック(→再燃)
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体幹抜きの“脚だけ”トレーニング(→恥骨周囲に負担集中)
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片側だけに頼るフォーム(→左右差が固定)
競技別ポイント
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サッカー:踏み足の三点荷重→骨盤回旋→振り足の外旋トルク。切り返しは減速の質が命。
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陸上(短距離):接地位置は重心直下、骨盤の上下動を抑える。スタートで腹圧が抜ける癖に注意。
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アイスホッケー:股関節外旋優位での滑走→内旋方向の可動・制御を補う。
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野球:ベース接地の安定、体幹—骨盤回旋の同調で内転筋のブレーキ役を減らす。
ケース(要約)
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男子大学サッカー・IH:2ヶ月間、練習量を下げても再燃。
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評価:骨盤回旋不足+踏み足の過回内、内転筋—腹直筋連結のタイミング遅れ。
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介入:足根骨モビ→骨盤—胸郭調整→呼吸・腹圧再教育→ラテラル—クロス系→軽ロングフィード→段階的復帰。
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結果:3週で痛み0〜微、5週でフル合流、8週で試合復帰。ロングレンジの伸び改善。
※個人差あり。再現性を高めるため評価→段階設計→客観指標を徹底。
Q&A
Q. どれくらいで競技復帰できますか?
A. 痛みの経過・既往・アライメントにより異なります。“痛みがない”だけでなく、切り返し・キックの段階テストをクリアした上で復帰基準を設定します。
Q. ストレッチは有効ですか?
A. 有効ですが、滑走改善・腹圧・股関節コントロールとセットで。伸ばすだけは逆効果になる場合も。
Q. 筋トレは何をすれば?
A. 片脚RDL(ヒンジの質)/内転筋−腹直筋連結/体幹ブレーシング。段階に応じて**遠心(エキセントリック)**も導入。
ありた整骨院の特徴
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骨格×筋×神経の三位一体:アライメント調整から神経再教育、動作統合まで一気通貫。
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競技復帰“後”に強くなる設計:痛み解消で終わらせず、再発予防と出力向上まで。
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機器併用で回復の質を底上げ:レボックス/超音波/スーパーライザー。
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Jリーガー通院実績・完全予約制:個別性を最大化。
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PERFORMANCE MAX施術:結果から逆算し、出したいプレーにカラダを最適化。
まずは「評価重視」でOKです
いまのあなたに必要なのは、根性ではなく正しい順番。
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何が崩れているか(骨盤/股関節/足部/胸郭)
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どこで引っかかるか(筋膜滑走/神経の保護)
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どんな段階で戻すか(止まる→切る→出る/踏む→回す→振る)
を見える化し、成功体験の積み上げで怖さを上書きします。
ご予約・お問い合わせ(完全予約制)
ありた整骨院(Arita Seikotsuin)
〒190-0001 東京都立川市若葉町3-64-8
TEL:042-534-1622
サッカー/陸上/アイスホッケーなどアスリート対応。DM相談可。
「切り返しで刺さる」「ロングキックが怖い」——そのサインを、前進のための地図に変えましょう。あなたのキャリアは、まだ伸びます。